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2009年8月

2009年8月27日 (木)

昇るすばる

この前の晴れ続きでの、一連の撮影。
デジカメは手軽で、いろいろとたくさん撮れるのがいい。
リモートタイマーも使えて、以前のD70で一枚ごとにタイムを見ながらシャッターを切っていたのとは大違いの手軽さ。
眠い時は、自動でタイマー撮影をしている間、車の中で寝ていた。

ただ、このすばる、あまりにオーソドックスで、はっとするところがなにもない。
一コマ5分間の露出では、こんなものか。
フラットが撮れてないので、フルサイズもいかせず、トリミング。
いまのところ、鏡筒バンドなどの強度がなくて、5分以上露出すると不安定なのも×。
背景が少しムラがあるように感じられるのは、薄い星雲があるからだと思いたい。

M45

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2009年8月25日 (火)

M31付近

 

8/23掲載の写真、なぜか、写真の中に十字のカーソルが写りこんでいました。
実はこれ、PSでブログ用にサイズダウンすると、星が肥大化してしまうようなので、サイズダウンせずに、モニターの表示で縮小した画像をPrtScでコピーしたものだったのです。
M31も同様にしています。

それにしても、このところ好天が続いていて、体がもちません。
特に、8/22の夜は、最近ではあまりお目にかかれないような、美しい星空を堪能できました。
そんな空では、本格的に冷却CCDで撮るか、カメラで天の川の広角写真でも撮りたいところですが、相変わらずの組み合わせでした。

225mmで、微光星のなかにぽっかり浮かぶアンドロメダ銀河。空間の広がりを表現したいのですが、ちょっとフレーミングを失敗してしまいました。

そういえば、この画像は、RAWでも保存してあるのですが、別の問題ができました。
サイズが大き過ぎて、今のパソコンでは手に余ってしまうのです。
JPEGを8枚合成するだけでも、かなりの時間を要してしまいました。
2枚ずつ合成していけば、RAWでも大丈夫でしょうが、手間で面倒なので、とりあえずJPEGをもとに処理しています。

M31090822

FS60CB+×0.72reducer+EOS5D印2
5分×8

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2009年8月23日 (日)

αAql付近

 

なぜか、最近、一晩中天気のよい日が続いたりする。
メインの撮影機材が手元にない今、FS60CB+0.72reducer+EOS5D印2で撮ってみた。
ガイドはST4なので、この撮影にはパソコンを使用していない。
なので、電源もディープサイクルバッテリーのみ。
そのせいで、撮影の負担がずいぶん軽減されたように感じる。

カメラはノーマルなので、散光星雲は対象にならない。
そこで、このような暗黒星雲などをねらってみることに。

画質をRAWにしたつもりが、後で見るとJPEGしか撮れていなかった。
8bitを4枚撮影したので、合成すると10bit相当にはなるのか?
いずれにせよ、ダーク、フラット処理はできなかった。

星の色がでないのは不満だが、諧調を増やして低感度にしたほうが、星の色に関してはいいのでしょうね。
背景も、もっとフラットにするべきなのでしょうが…

Alphaaql

5分間露出×4枚

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2009年8月20日 (木)

星見キャンプ

 

8/15(土)は自然体験のメンバーが中心になって、吉備高原の山の上の牧場で、星見キャンプをしました。

Tentsight

完成したテントサイト。
右手のタープは、私が一人用に使っているもので、大勢で使うにはやや小さいのですが、夜露を防ぐのに、重宝します。
この夜、私はタープの下で、薄手のシュラフにもぐって寝ました。
時折、落ちてくる雨の音を聴きながら、自然と一体になれるひとときでした。。

真ん中のテントは、もう十年以上前に、私が一人でキャンプする際に使っていた、寝室と前室の二部屋あるテントで、冬でも暖かく、快適に過ごすことができるのですが、何年も使っていなかったので、張り方をすっかり忘れてしまっていました。
キャンプのベテランがいて、(自分の!!)テントの張り方を指南していただきました。

最近の私の星見といえば、どうしても写真撮影が中心なのですが、写真を撮っていると、いろいろと不具合なことが発生し、豊かな気持ちになるというよりも、いらいらしたりすることのほうが多いようで、撮影を離れて、テントサイトで食事をしたり、お茶を飲んだり、話をしたりしながら、晴れたら星を見るというのは、なんとも最高のぜいたくな時間です。

この日はあいにくの天気で、厚い雲が垂れこめ、時に小雨も落ちてくるような天気でしたが、深夜、少しの晴れ間もあり、木星や、天の川を見ることができました。

0815nightcamp

夜遅くまで、楽しい語らい。
ガソリンランタンのあたたかい色の灯りがうれしい。

Astrocottage

普段、天の川を見ることのなかった人も、美しい星空に感動されたようでした。

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2009年8月16日 (日)

天の川を撮ってみたいが…

 

最近の機材を買うなかで、当初の目的ではないものの、ひそかに期待していたのが、シャープな望遠レンズ替わりになりそうな、FS60CBのこと。

8/14の晩は、最近にしては珍しくよく晴れたので、庭に機材を出して、気になっていたテスト撮影をしてみました。翌早朝から仕事なので、夜半前の撤収が残念でしたが。

EOS5D印2
FS60CB
レデュサー C0.72×
f255mm
F4.2

右上の明るい星はαCas、左下がγCasです。
EM200でのノータッチガイドで、2分間の露出。

Photo

まずは全体の様子。
周辺減光とミラーによるケラレが目立つ。
光害の多い自宅での撮影とはいえ、フラットは必須だろう。
撮影中は気づきにくいゴミも問題。
スイッチオンで自動的にセンサークリーニングが作動するが、そのことと、ダストフリーとは関係なさそう。なにかいい手はないものか。

 

Photo_2

やや拡大。

 

Photo_3

中央付近ピクセル等倍画像。

 

Photo_4

最周辺、隅の等倍画像。
レンズもそんなに大きいわけではなく、この辺りは仕方がないところか。

 

カメラについては、フィルターの改造など、今のところ予定していないが、これでさあ何を撮るかというと、いまひとつピンとこない。

子どもの頃に見た、天の川の写真星図のようなものが撮れたらと思うのだが、実際の画像とイメージにある画像とは、あまりに隔たっているように感じる。
それにしても、何十年も前に学校の図書館で見た、微光星がびっしりと写りこんだあの写真集はなんだったのだろう。叶うことなら、また見てみたいとずっと思っているのだが。

 

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2009年8月12日 (水)

日全食旅次第其四

 

日食を一度体験すると病みつきになるという。
今回、コロナを見ていないにもかかわらず、次の日食を早く見たい気持ちになるのは、皆既日食の美しさに触れたからではない。
そのほんの数分間のためにすべて集中するということが、普段あまり体験できないことだからではないかと思ってみる。

管理棟は突然の雨を避けてきた人でごった返していたが、バスや有蓋の運搬車などで、各自の宿泊棟にピストン輸送が始まり、次第に人の数も減っていった。

11時の昼食に、指定された場所に行ってみると、スタッフばかりで、ツアー客は誰もいなかった。そのまま待っていてくださいと、長い時間待たされたのだが、その間、旅行社では問題が持ち上がっていた。
日食が早く終わってしまって、昼食を早めに摂ったグループがあり、そのため後の人の食事が足りなくなったということらしい。一方はそんなはずはないと主張し、大声でやりあっている。リーダーらしい男が出て行ったあと、叱責された女スタッフは、その場でながながと悪態をつき続けていた。携帯をかけてまで、不満をぶちまけている。
その一部始終が耳に入ってくる私も次第にむかむかしてくる。

小一時間が経過しているのに、誰も来ないので、改めて問うてみると、食事の前にホテルのチェックアウトをし、荷物をバスに積む場所に移動させておかねばならなかったのだ。
そんなこんなで、一番乗りで長時間待ったのに、一番遅い残り組のグループで昼食を食べることになってしまった。

Photo

 

降りやまぬ雨のなかを上海に向けて戻る。
今夜の宿のチェックインまでに時間がありすぎると、途中またも土産物店に。\100ショップということで、100円かと思ったら、100元ということでした。
中途半端なガラクタばかりで(失礼!)、早々にバスに戻り、日食の撮影画像のチェック。隣の人と、撮影の成果を見せ合いました。

 

1

 

2

 

Photo_2

ホテルに帰ったら、テレビが皆既日食の画像をニュースて放映しています。
いったいどこの映像なのだろう?

 

Photo_3

部屋でゆっくり休む間もなく、夕食つきのナイトクルーズに出発。
船で夜景を楽しみながら、優雅に食事をするのかと思ったら、普通の店で食事をしてから、船に乗るということ。
ガイドは、なんとか私たちを喜ばせたいと熱心なのですが、入った店で「ご飯はまずいから食べるな。」と店の人のいる前で大声で言って回るのには驚きました。ご飯で腹を膨らませず、その他の料理をしっかり食べろと言いたかったようです。

船は30分おきにいくらでもあるので、食事はゆっくり、しっかり時間をかけて食べるのOKと言っていたのに、乗船場に着いてみると、私たちの乗る船は予約が入っていたらしく、突然、早く早くとせかされる始末。途中から急に小走りとなり、3名ほど乗り遅れてしまった人も。

 

3

ニューヨーク、香港に次いで、上海の夜景は世界第3と言われているそうです。

5

夜景よりも、水面に浮かんでいる船が電飾満載でユーモラスでした。

Photo_4

千と千尋の神隠しに出てくるような船も。

 

ガイドは乗船できなかった人がでたことについてぶつぶつ言っていましたが、この夜の悲劇はそれで終わりではありませんでした。
帰り道も、急ぎ足、そして、途中で急に道を引き返したりと迷走し、バスに戻って見ると、一人足りません。
しばらく待った挙句、一人足りないまま、バスは発車。しかし、その一人を捜そうとしているのか、バスは狭い路地に入りこんでは、のろのろバックしたりと、変な動きを繰りかえし、なかなかまともに走り出しません。

Photo_5

夜遅く店が開いていて、人が集まっている。何を話しているのか、こちらのほうが興味をそそられる。

明日の出発が早いので、はやくホテルに帰りたい私でしたが、予定からかなり遅れてホテルに到着したのは22時をとっくに過ぎてからでした。
ホテルのロビーでは、問題が持ち上がったと、スタッフたちが暗い顔で話しあっています。

 

翌朝、バスで空港へ。
しかし、その頃からなんだか腹調子がおかしくなりました。
空港に着いたところで、トイレに駆け込み。
しばらくあって、受付カウンターに行ってみると、ロビーいっぱいにものすごい人の列。
見ると、受付は、おそろしくゆっくりで、人の列はほとんど動いていません。
思えば、この日食で、日本人が大挙して中国を訪れた訳で、ガイドは数万の日本人と言っていたのですが、その帰国のピークはたぶん今日あたりに違いないのでした。(帰国後見た日本のニュースでは、4000人ほどと言っていました。)
もともと空港に着いたのが、そんなに余裕のある時間ではなかったのに、トイレでさらに時間を使ってしまいました。
この調子では、予定の飛行機に乗れないかもしれないと思い非常手段に。並んでいる人をしり目に、カウンターに行って、私の乗る飛行機の時間を告げ、先に手続きをしてもらうことに。ハズカシイ !!

なんとか無事に予定通りの飛行機で帰ることができましたが、その日から始まった下痢はその後も止まらず、二日後には38℃超の発熱。すわインフルか! 大袈裟かと思いながら病院で診察してもらいました。単なる食当たりということで、抗生物質を3日ほど飲んでなんとか回復。何を食べたか医者にしつこく訊かれましたが、名も知らぬ中華ばかりで答えようがありません。( ̄Д ̄;;

どうでもいいことを長々と書いてしまいました。

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2009年8月 7日 (金)

全日食旅次第其三

 

夜の雷雨は、朝には上がっていた。
道には水たまりができ、湯気がもうもうと立ちのぼっている。
ものすごい湿気で、遠くのほうは霞んでいる。
空はべた曇りで、太陽は見えそうにない。
しかし、雨があがったので、もしかして、これから天気は快方に向かうのではとの期待を抱かせた。

朝食を早めに済ませ、観測地に入ったのは、私が二番目だった。

Photo

おっと、結局、ビクセンの三脚はやめにしたのです。
重さのためです。
長い脚ですが、斜めにするとぎりぎりケースに収めることができたのでした。

三脚の水平出し、そして、極軸を北に向けるのに、磁石の方向が定まらず、ちょっと手間取ってしまう。上海の偏角はW5度でした。緯度は31度。
一人の男がセットに苦労している私を見ながら、赤道儀なんて役に立たないよと言う。
恒星時と太陽時は違うと言いたいらしいが、中途半端な知識をひけらかすその余計な忠告に思わずむっとする。

実際、このあと、雲越しに見え隠れする太陽を、望遠鏡は一度も見失うことなく、ほぼ写野の中央に維持し続け、非常に助かった。
これがなければ、太陽が現れる度に導入から始めねばならなかったはずだから。

Photo_2

ほどなく、次々と人々がこの場所に入ってくる。

入り口では、日食のツアー客のみが入れるように、警備がたち、また、飲み物などがテーブルに並べられる。

しかし、昨夜、夕食をとりながら日食談義が盛り上がった人たちの姿が見えません。
後で分ったのですが、彼らは観測地の凸凹な地面を避けて、宿泊棟の近くのコンクリートの路上で観察していたのでした。

そのうち太陽が時々、雲越しに見えるようになります。

900

9時。部分食が始まってからすでに30分以上。
アラームが9時42分になっているが、これは第3接触の時間。

1

9時07分。厚い雲からなかなか太陽が現れない。

欠けた太陽が少し見えかけたとき、ライブビューにして、ピントを合わそうとするが、すぐに太陽は隠れてしまう。
ライブビューを使っている余裕はなさそうで、とにかく、見えたらシャッターを切るしかない、と思う。

しかし、9時10分頃からは断続的に見えるようになり、改めてライブビューを使うことができた。

撮影した画像を拡大してみても、ほぼ問題なさそうだった。

しかし、雲の厚みが刻々と変化し、シャッター速度のダイヤルは動かし続けねばならない。

中間の減光フィルターを持ってこなかったことを後悔したのだが、この様子では、どっちみち使っている暇はなかっただろう。

4

フィルターなしなので、雲が切れてしまうととても危険だった。
しかし、この日は、望遠鏡で直接太陽を見たし、双眼鏡でも見たのでした。
ソーラーフィルターの出番はまったくありませんでした。

皆既の10分前に、太陽は厚い雲の向こうに姿を消してしまう。

931

皆既5分前、なんだかあたりは次第に暗くなってきている。
手帳には、日食の進行に従ってのカメラ設定、シャッタースピードについて、書き込んである。

とうとう皆既状態に。
曇っているせいか、真っ暗で、一眼レフのカメラの設定をしようとしても、まったく見ることができない。気温は27℃まで下がっていました。

Photo_3

なにも見えないので、どうしたらいいのか分からず、とにかく、ストロボで、辺りが暗いということを表現しようとする。
自分の望遠鏡でも入れておくべきだったか。
暗闇のなか、あちこちでストロボのフラッシュがきらめく。
なにか特別な、神聖な時間が流れていく。

6分間弱の皆既の時間はコロナを見せることなく、無情にも過ぎて行った。

945

皆既が終わり、辺りが明るくなり始めたところで、雨粒がぽつりと落ちてきた。
部分食が終わるまではこの場所から離れまいと思っていたが、すぐに雨は土砂降りとなる。
皆が一斉に引き揚げ始める。

私は、レインコートと、望遠鏡がすっぽり納まるビニール袋を用意していたので、まったく慌てることはなかった。

トランクとカメラケースをまず近くの管理棟の軒先に運び、引き返して、ビニールをかぶせた望遠鏡のセットを抱え運ぶ。
そして、建物の中に入り、ゆっくりと望遠鏡を分解、収納しました。
雨はやむ気配がまったくありません。

Photo_4

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2009年8月 4日 (火)

全日食旅次第其二

 

やっと今日、中国地方の梅雨明けが発表されました。
観測史上もっとも遅い梅雨明けだそうです。
ヤレヤレ。



二日目(7/21)は一日観光ツアー。
太陽が照りつけ、暑さもひとしおだが、ガイドは、今日はさわやかと言う。
そう言われてみれば、昨日の蒸し暑さからいえば、湿気は少ないかもしれない。
しかし、これでさわやかか…?

Photo

黄浦江を隔てて外灘(バンド)に臨む

19~20世紀初頭に建てられた西欧風のレトロな建物。
上海と言えば、ここのイメージがまず第一に浮かぶ。漠然と海岸沿いだと思い込んでいたが、川沿いなのでした。

茶貿易などで赤字に悩んでいたイギリスは、インドからアヘンを中国(清)に持ち込むが、それに反対する清朝とのあいだにアヘン戦争が勃発。装備に劣る中国の負けとなる。イギリスは1845年に租界を設置。それに続いて、アメリカ、フランスなども中国に占領地を作る。租界とは、中国の法律・管理が届かない、いわば治外法権の場所。
日中戦争では、日本が占領しており、完全な中国の自治の回復は第2次大戦後のことだった。

中国の人にとって、あまりいい思い出ではないはずだが、若いガイドはその辺のことはどう思っているのか、まったく明るく屈託がない。

 

1

 

2

豫園
明代の頃から造られてきた庭園。
上海で一番の人気スポットらしく、白人系の観光客も大挙して訪れている。
味気ない高層ビルばかり見てきたので、いかにもこれぞ中国という建物を目にするとほっとする。
ゆっくりここで見たり、買い物をしたいところだが、スリが多いから注意と言いながら、ガイドはさっさと通り抜けてしまう。
そして、スリがいない安全な場所で休憩しますといいながら、お茶の土産物屋に誘導され、ここではたっぷりの時間。
(バスツアーって、そういえばこんなものだったと、遅まきながら気づいていく私)
やかましく買えと迫る店員をよそめに私は知り合った人と明日の日食談義。

 
 

Photo_2

新天地
最近の上海っ子たちのデートスポット。
倉敷の美観地区を思い浮かべるが、ここの建物は、古い民家をまねてつくった全くの新しい建物ばかりだということ。ちょっと一服したかったが、ここもさっさと通り過ぎるだけ。

昼食の後は、玉の工芸店などを訪ねたあと、杭州湾に面した今夜の宿に向かう。

 

Photo_3

バスの窓から、来年の万博会場の建設場所、だと思う??

 
 

Photo_4

今夜の宿。


宿に備え付けの新聞に明日の日食の記事が載っていた。
その記事を日本語に訳してもらったが、ホテルの人は言いにくそうに、「明日の日食時の雨の確率は90%で、上海の人々を困らせている」ということですと説明してくれた。
私のまわりの人々からあーっと思わずため息。
なんだか、悪いことをしてしまったかな?

 

Photo_5

宿に隣接している明日の日食観測場所。
夕食の前に、方位磁石をもって、いろいろと歩き回って見る。
観測に指定された場所は、草がかなり伸びていて、ふかふかだ。
その下の地面の土はかなり硬くしまってはいる。ただ、でこぼこしているので、赤道儀の設置にはいまいちかもしれない。

この日は夜どおし、激しい雷雨が続いていた。

 

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2009年8月 3日 (月)

日全食旅次第其一

 

0803

8/3の天気図 (気象庁のサイトより)

 

それにしても、日食の頃を中心に悪天候が続き、私のいるところは、いまだに梅雨明け宣言が出ていない。
本来、小笠原のあたりに張り出すはずの太平洋高気圧が、ずいぶん東のほうにあって、夏の気圧配置になっていないらしい。
前回の金星日面通過も全国的に天気がよくなかったが、どうも太陽に関してここぞというとき、天気は意地悪だ。

 
 

持参した荷物は合計で25kg、一応、航空会社の指定した限界の重量だった。
荷物の中身は、赤道儀やカメラ関係で占められ、服はそれらの間に詰める緩衝材程度。

機材やカメラが手元に揃ったのは、出発までにあまり日にちがなくなってのこと。
天候の不順もあり、テストらしいことはあまりできずに本番へ。
上海の観光については事前に調べる余裕はまったくなかった。
どうせツアーだし、今回、観光についてはなにも期待していなかった。

 
 

Photo

ホテルの窓から。高層なので、窓は開かずはめ殺し。

  
 

食事のできる場所を探して、夕方、ぶらりと出かける。
外はものすごい暑さで、蒸し風呂に入ったよう。後で知ったのだが、この日、上海は40℃と、記録的な暑さだったとか。

 

Photo_2

しかし、調子に乗って、つい歩きすぎてしまい、1時間ばかり歩いたところで、道に迷ってしまったことに気付く。
暗くなるし、地図もなく、人に訊いても分からず、タクシーを拾うことに。

結局、20時頃ホテルに戻り、その日の夕食はホテル内の和食レストランで。
(私は中華料理は苦手なのでした。)
暑い中歩き回ったので、生ビールは格別だった。

 
 

翌朝早くから、ビールの栓抜きみたいな形をした森ビルの見学。
ガイド曰く「中国の建物、地震あったらすぐ倒れる、日本のビル大丈夫。」
わたしたちへのごますりなのか、昨年の四川大地震での実感なのか?

 

Photo_3

昨年夏に完成したばかりの「上海環球金融中心」、101階、492mの高さなのだそう。
展望台としては世界一の高さだそうで、いろいろ条件をつければ、今世紀最大とかになるのは、天文の世界も同じ。

入口で荷物検査、ボディチェックがあり、ちょっと笑えるタイムマシンのようなエレベータで展望台へ。それにしても、見学料が150元(2100円位)とは、ボッタクリじゃないのか。

 

Photo_4

ビールの栓抜きの穴の上に相当する部分に展望台はある。

 

Photo_5

 

ビルの前には巨大な磁石のモニュメントがあり、世界中のマネーをここに呼び寄せるシンボルだというのだから、恐れ入る。

 

Photo_6

真ん中のビルは金茂大厦88層観光庁
9.11で崩壊したWTCくらいの高さか。

このビルを出たところで、ランニングシャツ姿、汗まみれのいかにもあやしげな男が、安物の時計を手に、ロレックス、ロレックスと言って付きまとってくる。

超現代的なビルが立ち並ぶ浦東地区だが、どこか猥雑な感じがぬぐえない。それがまた「らしさ」だろう。

 

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