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2013年5月29日 (水)

M8 & M20 付近

M8m20130529tr

5/12の画像は星がぼけぼけだっただけでなく、画像全体の写りも悪く、妙にコントラストの高いおかしな画像だった。鏡が露で曇ったりするとあんな感じかもしれないが、当日は風が強く、露はほとんどなかった。

で、RGBのみ5/12のものを使用し、Lは5/5のものを使用。
明るい対象なので、L1枚でもなんとかなった。

M8が全然赤くないのには参った。
そういえば、オリオン星雲もそれほど赤いわけではない。
星雲が濃いガスなので、Hαのみで光っているわけではなく、星雲中の明るく青い星の光をも散乱させているのだろう?

ε180ED STL11000M NJPtemma2 L10m×1 RGB10m×3

 

追記)
電離した水素原子が放つ光のうち、可視光領域の波長を発するものは、バルマー系列と呼ばれている。
バルマー系列は、電子軌道の準位がn=2との差になる。
もっともエネルギーの低いものがn=3からn=2への遷移によるHα線で、波長が赤外に近い656nmになる。たぶん宇宙空間で最も多く見られる現象。
エネルギー準位が高まってくると、Hβ線で486nm、Hγ線で434nm、Hδ線で410nmとなる。400nm台というと、色では青から紫の辺りになる。
M8のように、星雲の中にOやB型の恒星がたくさんある場合、こうしたエネルギー準位の高い発光現象も多く生じていると考えられる。
そして、恒星から遠く離れると、エネルギー準位の低いHαが主流になり、星雲の端の方が赤く輝いていると推測される。
ちなみに、n=1へ遷移するものはライマン系列と呼ばれ、エネルギーが非常に高く、波長は可視光領域にはなくて紫外域になる。
以上、先入観に反して、M8がなぜ赤くなく、むしろ青いのかについてのど素人の独断的説明です。

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