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2013年11月

2013年11月25日 (月)

11/24 行ってらっしゃいアイソン

 

131124


OACの定例観望会後、いつもの場所に移動してアイソンをねらうが、低空に雲が居座り絶望的な状況だった。

撮れているはずがないと諦めていたが、よく見るとこの日最後のひとコマにぎりぎりアイソンが写っていた。近日点通過前の姿はこれが撮り納めになりそう。

11/24 岡山市内 STL11000M FS60CB+C0.72× NJPtemma2 05h53m44s~ exp.60s

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11/23 暁のアイソン

 

131123rgb
STL11000M ES60CB+C0.72× 5h29m~ L60s×10 RGB各30s×1 2bin

 

Ison131123l
STL11000M ES60CB+C0.72× 5h29m~ L60s×6

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2013年11月22日 (金)

11/21のアイソンと写真のスケール

 

131119trs                    ▲  19日 5h37m~  60s×4


131121trs                    ▲  21日 5h25m~  60s×4

 

普段、朝の7~8時頃に起床している身にとって、早朝3時とか4時に起きるのはたいへんなことで、特に最近のような寒い日は暖かい布団から出るのに一大決心が必要になり、「どうか外は晴れていませんように」などと本末転倒したことを願ってしまう。
とはいえ、慣れとはおそろしいもので、2、3日もすれば体が慣れてきて、いったん起き上がると、つらいとかいやだとか何も考えずに勝手に体が動いて準備を始める。

 
 
21日は、雲が多めだったが、行かずに後悔するのがいやでまた出かけた。低空には雲があったが、アイソンはちょうど上下の雲の間にあるみたいで、双眼鏡でもとらえることができた。ただ西からは大きな厚い雲が流れてきているようで、焦りながら用意して、薄雲というかもやのような背景の中になんとか彗星を写し撮ることが出来ました。全部で19枚撮りましたが、使えるのは始めの4枚だけでした。

22日については、前の記事のコメントに書いたように、雲に阻まれてまったく見ることができず残念でした。

 
 
 
ところで、OAC掲示板を始め、ネットのあちこちに彗星の写真があふれていますが、光学系もまちまちだし、トリミングされていたりいなかったりで、どのくらいの拡大率か分からない場合もしばしばです。
彗星の写真にスケールが添えてあれば、漠然としたイメージに、客観性がプラスされて資料的価値も増します。

 
そこで、18日と21日の写真にスケールを入れてみました。ここに掲載の2枚は縮小率も揃えてあります。
 
 
スケールを入れる方法はいろいろあるのでしょうが、我流の方法をメモしておきます。

 

 
以前していたのは、彗星を撮影後、赤道儀を止めて、一定時間その星野を固定撮影するというもの。
あらかじめ、その写野にある星の赤緯をしらべて、例えば、角度で10′の長さにするには何秒露出すればいいか計算しておきます。あらかじめ計算出来ていなければ、一定時間露出して、それを記録しておき、あとでその軌跡の長さを求めて比例計算しても構いません。
西の方向は、もちろんその星の軌跡そのものが指し示しています。

露出時間と軌跡の関係は、赤緯0°の場合、【360°/1恒星日=n°/x】です。(nは任意の角度、xは求める時間)
極に近づくにつれ、軌跡は短くなっていきますがその比率は、cosα (αは赤緯の絶対値)なので、
求める露出時間(分)は、359n/90cosα (nは度)で与えられます。

 

 
 
 
今回は、このような固定撮影をする余裕がなかったので、写真に写っているふたつの恒星の位置角と角距離を、ステラナビを用いて計測し、写真上の同じ星に直線を引いて回転させたり長さを測ったりしてスケールを作図しました。

 
 
21日は雲の接近に慌てて、カメラの四辺が東西南北に合っていないままだったのを、このスケールに合わせて回転修正しています。

 

 
 
 
さて、アイソンの近日点通過もとうとう1週間後に迫ってきました。見かけも実際上も水星に接近し、そしてその軌道の内側に入ろうとしています。どんな姿をこれから見せてくれるのでしょうか!?

 

 
 

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2013年11月20日 (水)

11/20のアイソン

 

Ison131119s_4


今朝(11/20未明)は、電線をさけるべく、私にしては珍しく遠出した。車で10分ほど、吉備高原の南端になるのだろうか、空港へ。
それにしても、満月期、よく晴れの天気が続くものですなあ。

行ってみると思っていた以上に東の方角の見晴らしがよく、その点に限っていえば申し分ない。その方角は市街地の明かりがあるが、月がとても明るいこんな夜は、それも気にならない。(^^;)

ということで、アイソンを撮るには絶好の場所で居心地もよかったのだが、雲が次々と通過し、空がクリアになることはついになく、肝心の彗星を撮ることは叶わなかった。

5センチの双眼鏡で眺めても、彗星の存在自体が確認できない有様。

GPVの予想では、この時刻、県南にわずかに雲がかかるような状態で、私の居る場所は快晴のはずだったが、考えてみれば、高度10km位に雲があって、それが見かけの高度10°にある場合、そこまでの距離は60km弱になり、県南どころか、香川辺りが曇っていても、この日のアイソンの邪魔になる訳だ。

写真は、比較的雲が薄かった時の4コマを合成したもの。尾の様子はほとんど覗うことができない残念画像だが、まあこの日も撮影したという証拠です。

雲のせいで断定的なことは言えないが、16日に見られたようなバーストはそれ以後影をひそめ、おとなしく推移している感じか?

周囲の星も確認出来ない状態で、微動装置なし、完全手動赤道儀でアイソンを視野にいれるのにかなり苦労してしまった。こんなことなら、重くても、自動導入が出来る赤道儀を持って行くべきかもしれない。

 STL11000M FS60CB+C0.72× 11/20 5h34m~ L60s×4

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2013年11月19日 (火)

11/19 アイソン彗星

131119s
   

今朝も懲りずにアイソンを撮りました。
昨日の反省から、月が空を明るく照らすなか、尾を捉えるには、やはり冷却CCDが有利ということで、FS60CB+0.72RDの光学系に、今日はSTL11000Mを取り付けてみました。
頭部が電線にかかっているコマを除いたら、やや遅めの時間のものになってしまいました。

今回は、時間も少なく、電線のなかを彗星が上ってくるので、カラー化は諦め、尾の様子を浮かび上がらせることだけが目的で、RGBは撮りませんでした。

撮影中は表示レベルも適当でよく分からなかったのですが、強調処理で大蛇(おろち)のような姿が浮かび上がってきました。
巳年にふさわしい姿です。

中央の明るい星はスピカです。
彗星から伸びる2本の尾ですが、下側のうねうねと長いのがイオンテール、上側の短くさっと刷毛ではいたようなのがダストテールでしょう。

それにしても新月期と違って、満月期はよく晴れます。
これからどんどんアイソンの高度は下がっていきます。やはり電線のないところで撮りたいものですが、近場でいい場所が思い浮かびません。どうするかな?

11/19(火) 岡山市内 FS60CB C0.72× STL11000M 5h37m~ L60s×4

フラットを撮ったが、全然合わないなあ、ちゃんと計算して合わせないといけません。
それに、かぶり補正もミスってしまった。今日は時間がないので、速攻間に合わせでアップです。

 

131119
今朝の東の空。アイソンは元のサイズでかすかに存在が分かる程度。水星って、こんなに見やすかった?と思えるほど、スピカより明るく見えている。それにしても、よくこんな場所で撮影していたな。これからは移動しなくては。

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2013年11月18日 (月)

11/18 スピカに接近したアイソン

 

131118dex


予定してなかったが、早朝に起きて空を見たら最近になく透明度がよく、ほぼ満月の明るい月が皎々と照っている中、急いでカメラや赤道儀を用意し、裏の歩道で撮ってみた。
月明りがあるので、冷却CCDで撮った方が有利だと思われたが、電線が幾重にも横切っているし、そもそもそれらをセットしている時間がなかった。

眼視では、5センチの双眼鏡で、頭の存在が分かるだけ、7センチではわずかに尾の明るい部分の存在が分かった。

写真を強調してみると、長い尾は健在のようだが、2日前のOACメンバーによるすばらしい写真以降、なにかさらに劇的に明るくなったとかいうようなことはないようだ。

アークトゥルスは木星かと思うほど明るく輝き、地平近くには水星が明るくはっきりと見えていた。
カメラレンズでその光景を撮影しようとしたら、両者とも相次いで雲に隠されてしまい、それはかなわなかった。

11/18 岡山市内 FS60CB+RD EOS5Dmk2 5h26m~ 20s×4 

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2013年11月17日 (日)

プレセペの近くを通過するラブジョイ

 

2013r1lovejoy131107s

11/9の記事で、とりあえずモノクロ2態と書いたので、その続きということで、カラー化した画像です。

お遊びで、星空と彗星を別々に処理して合成したのですが、やり方が未熟なため、不自然さが残りました。作画に近い部分もあり、科学的な客観性を有したものではありません。

〔メモ〕
◎今回は、星を消去するのに、シグマを用いたが、ずれた星どうしが重なるなど、残渣がたくさん出来、のちのちの処理には却って弊害になるので、本気でするなら、手間は増えてもシグマは用いない方がよいだろう。
◎最小値での星の消去は、よく見ると鱗模様のようなものができるので、これは用いなかった。
◎精確で、濃度、コントラスト等の適正なマスクの作製がよい画像づくりの鍵になりそう。

  ▶ RGB 11/8  2h33m~ 各2分×3      ▶ L 3h31m~ 4分×4

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2013年11月11日 (月)

真央ちゃん2連勝!

Nhk


Nhk_2

前回のスケートアメリカから3週目、今季2度目のグランプリシリーズも200点超えで、ぶっちきりの優勝でした。

演技の表現力、その洗練された美しさ、安定感は Program Components の得点の高さにも表れていますね。

特に、フリーのステップシーケンスに入ると、胸にこみ上げてくるものがあります。以前のフリープログラム、ラフマニノフの「鐘」の時もそうでしたが、なんというか、本当に純粋すぎて美しすぎる!! こんな演技を見ることのできる現人類は幸せという他ありません。

プロトコルを表示していますが、これはISUのジャッジが演技をどのようにみているかという参考にということで、この評価を信じて載せている訳ではありません。
これによると、フリーのトリプルアクセルはURで減点されています。回転は足りているように感じたのですが、またビデオを見直して検証してみたいと思います。
ショート、フリーとも、この3Aに-3をつけたジャッジがいますが、ひどい奴ですね。

ショートでは、ループのコンビネーションジャンプがURで減点された結果、前回のスケアメより得点は少しですが下がってしまいました。

フリーでは、ルッツが今回もwrong edge 判定、カメラワークのせいかもしれませんが、以前より修正されたように見えたのですが。
しかし、三連続ジャンプには、今回URがつかず、クリーンでした。
ダブルアクセルのコンビネーションには、今回トリプルジャンプがつきました。
フライングチェンジフットコンビネーションスピン(FCCoSp)はなぜか今回レベル3ですね。なにが違ったのでしょう? スピンの詳しいことはよく分からないので、勉強しなくては。

PCSには9点台が散見されますが、高得点は当然でしょう。今回は演技の間の取り方も工夫され、表現により深みが加わっていたように感じました。
PCSへの配点が、その時のISUの都合でぐらつくことのないようにしてもらいたいものです。

真央ちゃん以外では、ゴールドのフリー、安定したいい演技でした。
そして、ロシアのラジオノワ、氷上とは思えない自在な動きが凄い、エキシビションでは魅せてくれ、技術だけでなく、表現力の高さも見せつけていました。

今回、男子シングルの高橋も前回とは見違えるような気迫の演技ですばらしかったですね。ファイナル出場は微妙ですが、オリンピックには是非とも行って欲しい、というか彼は欠かせないでしょう。

NHK杯で楽しみなのが、エキシビションで、樋口氏による各選手へのインタビュー。今回は短めで、あまり突っ込んだ話もなかったのは、各選手の負担のことを思うと仕方なかったでしょうか。

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2013年11月 9日 (土)

C/2013R1 Lovejoy

11/7(木)は仕事を終えて、日付が変わる頃の到着。
11/5(火)は到着後、霧が出て、その後全天搔き曇り、雨が降り出す始末で、それよりはましだったが、この夜も雲や霧に悩まされ、アイソンを撮ろうかという時刻には、またまた全天曇ってしまい、その後晴れることはありませんでした。

明るい4つの彗星を撮るつもりが、結局、かに座のラブジョイが撮れたのみ。
プレセペに接近している様子は、7センチの双眼鏡でもよく分かりました。

なにか、いつか見た光景と思ったら、9年前の5月、ニート彗星(C/2001Q4)がプレセペに接近したことがありました。
当時は、そのニートとリニアのふたつの彗星が共に肉眼等級になって、夕空に輝き、壮観になるはずと話題になったものでした。
実際には、ニートがかろうじて目をこらすと存在が分かる程度、リニアは肉眼では無理と、大きく期待を裏切られた記憶があります。

 

とりあえず、モノクロ2態

1
STL11000M ε180ED NJPTemma2 11/8 2h22m~3h29m L2m×16

 

2
3h31m~ L4m×4

STL11000Mカメラは画像をダウンロードするのに40秒ほどかかり、星がつながりません。(T_T)

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2013年11月 5日 (火)

ペルセウス座の二重星団

H_2

11/3の祝日、子どもたちと星を見る催しがあり、私は15センチの双眼鏡でペルセウス座の二重星団を見る担当になっていました。

スターウォッチングでは定番のこの天体、しかし方角はどうだったか、どちらがhでどちらがχかなんて、とっさにでてこないこともあるので、今年の夏に撮影して没っていた写真に文字を大きく記入して掲載しておきます。

結果的に、雨天で星見はできず、OAC会長によるありがたいお話の会になったのですが、この機会に二重星団について以下まとめてみました。

 

BC150年頃には、ヒッパルコス、プトレマイオスが、雲のような天体として記録している。

バイエルが1603年にこれを見てそれぞれひとつの星としてh、χという名前をつける。

ガリレオはこれを望遠鏡で観察し、星の集まりであることを発見したらしい。

メシエカタログにはM44やM45のような大型の散開星団があるのに、なぜかこの二重星団は掲載されていない。

1890年、アイザック・ロバーツが51センチ反射望遠鏡で写真を撮る。

1892年、T.E.エスピンは、赤色星がNGC884中に3個、NGC869には0個、星団間に4個、外縁領域に2個あることを確認している。
(上掲の写真、特に赤い星に▼の印をつけました。これらが星団に属する星かどうかは確認できていません。)

1913年、W.S.アダムスとA.ファン・マンネンは視線速度を測定し、42km/sで接近していることを発見。この測定に用いられた星のスペクトルは超巨星の特徴を有していた。

1955年、H.L.ジョンソンとW.A.ヒルトナーはこの星団を徹底的に調査し、明るい星の等級、スペクトル型などを調べ、星団までの距離を7000~8000光年と割り出した。
この星団はαPer等と共にペルセウス座第Ⅰアソシエーションに属し、銀河系のペルセウス座アームに含まれる。
また、この星団のHR図を二人の観測に基づいて作成すると、左上に多くが集中し、右上にもいくつか分布している。
左上に分布している星のうち、明るい星の絶対等級は-7.3から-4.9等で、スペクトル型はA、Bである。(星間物質による光の吸収は1.6等程度とみられている。)
これはオリオン座のリゲルに匹敵する。(ちなみに太陽がこの星団の中にあれば18.2等の明るさになる。)
また、HR図の右上に分布するM型超巨星も存在していて、その明るいものは絶対等級-5.7等であり、オリオン座のベテルギュースに匹敵する。

1966年、シルトの研究によると、
NGC884迄の距離は2500pc(約8000光年)で、年齢は1150万年、
NGC869迄の距離は2150pc(約7000光年)で、年齢は640万年、
NGC869の方が350pc近く、500万年ほど若い星団である。

散開星団は星形成で一つにまとまるか、まったくばらばらになるかのどちらかになりやすく、近接して存在するのはきわめてまれなケースであるらしい。
(↑ということは、この星団がどのように形成されたかよく分かっていないということ?)

(↓Sky Catalogue 2000.0 に記載されたこの星団のデータ)
NGC869 α02h19.6m δ+57°09′ 視直径30′ 2200pc typeⅠ3r 4.3等 星数200
NGC884 α02h22.4m δ+57°07′ 視直径30′ 2300pc typeⅠ3r 4.4等 星数150
(typeⅠ3rとは、中心に向かって強い集中、明るさの幅は大きい、100以上の豊富な星数)

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2013年11月 4日 (月)

明るい彗星がたくさん

131105_2

期待されたアイソン彗星の明るさはイマイチみたいですが、7~8等級の明るい彗星がたくさん出現しています。

掲載の図は、アストロアーツのステラナビv.8で表示した、11/5、薄明開始時の岡山市の空です。

私のステラナビはv.8なので、データ更新ができず、やむを得ず彗星のデータを自分で入力しました。アイソンとエンケも最新のデータに編集しなおしました。桁数が多いので、入力ミスをしていなければいいのですが…。

ステラナビはv.9を買えばいいのですが、もう発売後月日が経つし、中途での記念特価ものがしてしまったので、新しいバージョンが出るまでは、このまましのいでいくことにしましょうか (^_^;)

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