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2013年12月

2013年12月31日 (火)

竹林はるか遠く

 

2013年を振り返ってみました。
紅白歌合戦はつまらないので、You Tube で今年のヒット曲をふり返ります。

【Love Child】 ダイアナ・ロスの歌が素晴らしい。子どもの頃、意味も分からず、ラジオでよく聴いていました。歌詞を知ったのはつい最近のこと。love child とは私生児のことだったんですね。love child の歌詞に向けて緊張が盛り上がっていくところがいいです。

【パーリースペンサーの日々】 ヨーロッパのイージーリスニングは、ストリングスがさわやかでいい。
レーモンルフェーブルというと「シバの女王」が有名だけど、それとカップリングでシングルカットされていたらしい。

【仲道郁代さんのショパン】 音楽を自分の何かを表現することの手段にするのではなく、また音楽になにかを付け加えるのでもなく、曲そのものが語りかけてくるのにそっと耳を傾ける、そういう音楽体験。フィギュアスケートでは真央ちゃんだが、ピアノでは仲道さんの演奏がいい。

 

2013年に印象に残った本といえば、「竹林はるか遠く」 イチオシです。
最初、図書館で借りて二度読んだが、その後書店で手に入れることができた。
著者は、ヨーコ・カワシマ・ワトキンズという日本人。アメリカでは中学校の教材に採用されていた。
Photo_2


終戦当時、朝鮮から逃げ帰った家族の話で、タイトルからしてなんだか怖いのである。
脱出のために乗った列車内の状況は凄惨を極める。
貨車に居合わせた一人の母親が、生まれたばかりの赤ちゃんに乳を飲ませようとするが、栄養失調のためか赤ん坊は死んでいた。衛生兵が赤ちゃんを奪い取り、列車の外へ放り投げる。母親は赤ちゃんを追って、疾走する列車から飛び降り、金切り声が空中に響いた。

その列車が爆撃に遭って止まってしまい、ヨーコらの逃避行は歩きになるのだが、貨車に残っていた病人達に、持っていたなけなしの食料を差し出す。
どんなに悲惨な状況の中でも暖かい人の心を失わない、それが大きな救いになっています。
なんとか日本に帰り着くのですが、驚いたことに母は娘達を故郷の青森に連れて帰らず、教育を受けるのが大事と、途中下車して京都の学校に入れる。
家はなく、二人の姉妹は駅で寝起きし、ゴミ箱に食べ物を捜す。
逃避行で襲われないよう男装していたせいで短い髪型とボロの服装を学校の皆に笑われ、いじめられるが、ノートも鉛筆もない著者は、どもりの小使いさんから紙ゴミなどをもらって喜ぶ。
しばらくして戻ってきた母によると、青森の家は焼けてなくなり、祖父母も死んでしまったという、憔悴しきった母はヨーコの腕の中で息絶える。
その後の姉妹の生き様の感動的なこと!
読経を頼んだ僧侶は「忙しい」とつっけんどんに言って襖をぴしゃりと閉めた。
相変わらずヨーコをいじめる学級の生徒たち、同情的な小使いのおじさん。
朝鮮で親しかった伍長との再会。
そしてなによりも互いのことを気遣いながら、逆境に負けず力強く生きていく姉妹の姿に強く心打たれる。
このような人々によって戦後の日本が支えられてきたということを忘れてはならない。

巻末の「日本語刊行に寄せて」にあるように、2006年頃から韓国人はこの本が中学の教材になっていることに猛烈に反対し始めたらしい。韓国人が敗走する日本人を襲うシーンなどがあるためらしいが、日本に対して、何かと言えば正しい歴史認識をと口やかましい韓国こそが歴史を隠匿しようとしている実態をさらけ出している。

『日本人少女ヨーコの戦争体験記 竹林はるか遠く』 ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ著&監修 都竹恵子訳 ハート出版 平成25年8月23日第3刷発行

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2013年12月23日 (月)

タブレットデビュー

 
Photo重くかさばる手帳を持ち歩くのが嫌で、タブレットを買ってみた。
タブレットといえばiPadが思い浮かぶが、パネルとプロセッサがサムスン製らしく、できれば回避したくて、SIMフリーのLTEが使えるNEXUS7にしました。
 
全くの初心者で、使い方は分からないことだらけ。
手に持って使うのが基本だろうが、300g弱の軽さでも、長くは持っていられない。
ちょっと見に使うだけで、長時間、じっくり使うならやはりパソコンということになりそう。
 
Photo_2
画面にフィルムを貼りたくないし、かといって画面が指紋だらけになるのも嫌でBluetooth接続のキーボードと、タッチペンを買った。
こうなると、せっかくの軽快感はスポイルされてしまうのだが…
見やすさと、指紋が付きにくいという点では、ノングレアのパネルが理想かも。
 
そうこうしていたら、長年使っていた無線LANルータが壊れてしまい、しかたなく近くの家電量販店で安売りしていたものを買ってきた。
アプリをPCにインストールして設定画面を開き…面倒くさいなーと思っていたが、やってみるとそんな面倒はいっさい皆無で、拍子抜けするくらい簡単だった。驚き!
速度も上がったようだし、これはいい買い物でした。
 
ついでながら、いままで日本語入力はカナだったのですが、小さなキーボードでもスムースなローマ字入力に挑戦中です。
手はカナの位置を憶えていて、修正は思った以上に大変、くじけそうです。
ブログも当分の間、長文はなしになりそうです。

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2013年12月10日 (火)

12/5 ラヴジョイ彗星の尾の変化

 

131205ss
 

12/5に撮影したラブジョイの画像は、Lが8枚、RGBが各2枚でした。
尾の変化が分かるように、5枚の画像を並べています。
3枚目のみ、RGB画像をモノクロとして比較明合成、他の4枚はL画像です。

太陽風の速さと濃度は、SOHOのHPにスピードメーターのようなものが表示されていて、そのメーターのレンジは200~1000km/sになっている。
通常は400~600km/s 程度なのだろうか?
この時の彗星の地球からの距離は、0.556AUなので、約8300万km位か。
5枚の時間差は2305秒で、風速が500/km/sとすると、115万km程動いたことになる。
これは0.014rで、角度にすると48分角位。
見かけの速さは 1.25′/分程度にもなる。焦点距離が長い望遠鏡での撮影では無視できない速さだ。

水が流れ落ちる滝の写真、シャッターをスローにするか、高速にするかでずいぶん違った滝の表情になる。普段私たちが撮影する見慣れた彗星の姿は、実はそのほとんどがスローシャッターでの撮影画像を見ていることになるのかもしれない。

14枚のうち、6枚はRGBで、それらを比較明で2枚にまとめ、計10枚の画像にしたものを、Sirius Compを使って動画にしました。画質を1080pにしてご覧ください。

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12/5 ラヴジョイ彗星

 

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前回の失敗があったので、今回はちゃんと調べて間違いのないように、二本の木立の間に彗星が見えるよう位置決めしました。

42*7の双眼鏡で尾も見ることができましたが、12/1に比べると暗くなったように感じました。

処理してみると、尾の中に瘤のようなものが。4枚をコンポジットするとそれが均されてよく分からなくなるので、Lを1枚のみ使用してLRGB合成しました。

12/1 吉備高原 STL11000M ε180ED 5h04m~ L=200s R:G:B=100:100:100s

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12/1 ラヴジョイ彗星

 

131201

 

12/1未明に撮影の C/2013R1 Lovejoy

尾が発達し、この頃が一番明るく見えていたのではないでしょうか。
撮影場所のセッティングを誤り、手前にある木立の向こうに彗星が上ってきて、木の上に出たのは、薄明開始ぎりぎりの時刻でした。

12/1 吉備高原 STL11000M ε180ED 5h21m~ L180s RGB60s

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2013年12月 4日 (水)

11/29 逝ってしまったアイソン

 

13112907

注目のアイソン彗星の近日点通過は、日本時間で、11/29の午前4時頃。
近日点通過直後の明るくなったアイソンを見ようと、当日の早朝、いつもの場所に行ってみた。
日の出は6時51分、写真は低空の雲から太陽が出たところで、7時05分のもの。
太陽の側に燦然と輝くアイソンの姿が写っているだろうか……??

 
 
実は11/27からSOHOの画像がネットで配信されるのを見ていた。太陽に接近する彗星の頭部がサチっていて、近くのアンタレスより明るくなったのが分かった。
しかし、その後、遮光ディスクのなかに入るとともにスウッと彗星の光が失われていった。
彗星は太陽光を反射して光っているので、太陽直近では物質が完全に気化してしまい光を反射しにくい状態になるとも考えられた。
太陽から離れたところでまた明るさを取り戻すかも…という淡い期待があった。

 

Soho131129

上の写真と同時刻の太陽、彗星の様子をステラナビゲータに表示。左はほぼ同時刻のSOHO C3の画像を地上風景と同じ角度に回転したもの。SOHOの画像では、彗星が遮光ディスクから少しのぞきかけている。

その後は、核が一部残ったとか、残らなかったとか、いろいろな情報が錯綜した。

吉田誠一さんのHPでは、アイソンは最大で-2.5等に達し、近日点通過直後は2~3等、その後、日本からは8~9等で観測できると思われると記されている。

12/4の朝刊(共同通信系)では、国立天文台の見解として、核から新たなちりの供給がなく、残骸は拡散していき、12/5頃には天の川の明るさの1/5以下になるということだ。

有名なイケヤ-セキ彗星や、2011年のラブジョイ彗星は、今回のアイソン彗星よりもっと太陽に近いところを通過したが、崩壊せず明るく輝く彗星になって、太陽から回帰した。期待されたアイソンは、往ったときよりはるかに暗く、並か並以下の明るさになってしまった。この違いは何によるのか、新たな謎が生まれた。

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