Solar Eclipse Maestro のscript
今日もおかのりさんのために、SEMについて書いていきましょう。(^^)
スクリプトを作成しなければならないが、テキストはこんな感じ。

上は、ソフトの作者がこれを参考にして作りなさいと、骨格としてあらかじめ提供してくれているものの一部だが、数字と点、コンマが入り交じって見にくく、なんともやる気がおきない。
このままではどこを書き替えたらいいのか、ぱっと見に分かりづらいし、間違いも起きやすそう。それに間違いがあっても発見しにくいことだろう。
そこで、コンマをtabに変換して、エクセルに持って行って作業することにした。

やはり、こうした方が、一目で露出の様子が見渡せ、見やすいし、チェックもしやすいように感じる。
一度に全部を作りきるのはなく、第一接触から第二接触までと、第三接触から第四接触までの部分食。
第二接触と第三接触付近の、ベイリービーズとダイヤモンドリング。
彩層や、プロミネンスの項目もあるが、短い時間の中、あまり欲張らない方がいい。
そして、皆既中のコロナを中心にした部分と、三つに分けて作成していこう。
◎スクリプトは13項目
Action : 何をするか。TAKEPICはカメラの露出、 PLAYは音声ガイダンス…など
Date/Ref : 基準にするイベント C1 第一接触、C2 第二接触…など
Offset sign : 基準より前 - 後 +
Time Offset : オフセットする時間の量
Camera : SEMに登録したカメラ名
Exposure : 露出時間
Aperture : 焦点比 F
ISO : 感度
MLU : ミラーロックアップタイム ミラーアップから露出開始までの時間、Nまたは0は使用せず。最長2秒
Quality : 画質、RAW JPEGなど
Size : Noneにする。カメラで設定した値が適用される。
Incremental : Y 変更のない項目は直前の撮影情報がそのままに。 N 変更あるなしに関わらず、設定された値がすべてその都度カメラを設定する。撮影の間隔を節約するにはY。ただし、たとえばなにかの理由でカメラ側のシャッター速度が変更された場合で、スクリプト上では、連続する値に変化がなかった場合、スクリプトで予定されないシャッタースピードで撮り続けてしまう危険性ははらんでいる。これを避けるためには、少しでも余裕のあるところに時々はNをはさむことが望ましい。
Comment : カメラの動作には関係しないが、メモ、注意点など。
◎追伸
スクリプト作成をエクセルに持って行って正解だった。
オフセットタイムは、前のoffset time±(前の露出時間+interval time)なので、この式を入れてコピペすれば、いちいち電卓を叩かなくてもあっという間に計算できる。
時間の計算なので、とりあえず数値は秒(小数点1位まで)で入れる。
規定の形[00:00.0]にするには、秒の列のトップ行の横に新規に列を儲け、
=A1/(24*60*60)とし、以下コピペ。(A1は秒表記列のトップのセル)
このときの数値は24時間=1日を1としたときの数値が表示されるので、さらに、
[セルの書式] >ユーザー定義 mm:ss.0
◎追伸 2
PLAYやライブビューなどのActionの場合、空の項目があるが、ここに何も入れないとエラーになるので、半角スペースを入れてやる必要があった。
×の例→ LVPSTART,C2,-,00:35.0,5Dmk2,,,,,,,,Lv 開始
○の例→ LVPSTART,C2,-,00:35.0,5Dmk2, , , , , , , ,Lv 開始
…ところがである、このライブビュー、わが5Dmk2は適応外なのでした。
ここまで来て、なっ、なんだよ~~(T_T)
細かな解説文をよく見ると、5Dはmk3以降が対応しているのでした。
SEMのCameraスレッドのなかに、Live View があるので、使えるのかと思いきや、こちらもスクリプトを走らせているときは使えないのだと。
対策としては、フィルターを外すとき、カメラのライブビューボタンを手作業で押す。
(これは、スクリプト実行中でも問題なくできるのを確認)
または、カメラのユーティリティをパソコンにインストールして、ユーティリティのLive View ボタンで操作する、だろう。こちらはまだ試してないが問題ないはず。
そして、もう一つがカメラを変更すること。(^_^)v
そうすれば、5Dmk2は、魚眼で、日食風景用に回せるわけではあります。
実は使ってないカメラが一台あるのだが、使ったことがないので使える自信が無い。
MACが初めてで、使い方に四苦八苦しているのに、これ以上初モノをふやしたくないというのはあるが……
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